PROJECT

地域密着型特別養護老人ホーム「悠久の里」

~一階平屋という特徴を活かし、快適かつ安全性の高い英国風の福祉施設に~

概要

建設地

大分県中津市大字上如水

敷地面積

4,870㎡

延床面積

2,215㎡

建築面積

2,257㎡

構造

枠組壁工法(2×4) 耐火木造

規模

地上1 階

施工会社

森田建設株式会社

工期

2013年9月5 日~2014年3月25 日

施設構成

特養3ユニット(29床)、ショートステイ(9床)

2✕4工法による耐火木造を採用した理由

◇施主が2X4 工法の特性(耐裳性、耐火性、断熱気密性、居住性など)を嵩く評価していたため。
◇建設コストがRC造より安価におさえられること。
◇ RC 造より工期の短縮化が図れること(パネル化による工期の短縮)。
◇建設時におけるCO2排出の削減と木材が汽源として再利用可能であること(地球環境への配慮)。
◇施設開設後のランニングコスト(維持管理投)の削減が見込まれること。
◇スタッフの施設内歩行時の足への負担軽減と利用者の転倒時の怪我を軽減(RC造に比べて床に衝撃吸収性があるため)。

主な特徴

◇設計・施工において工夫した点
◎将来、隣接地に建設予定の複合福祉施設(デイサービスセンター、サービス付高齢者住宅、クリニック、薬局)と合体し、地域包括のキャンパスケアヘと発展する計画の一環として、最初に計画された小規模特養(サテライト型)である。
◎屋根の向きに変化を付け、多くの自然光と風が取り込めるように工夫し、できるだけ機械設備(冷暖房等)に頼らなくてすむように配慮している(ランニングコストの削減)。
◎地域交流スペースの大空間を実現するためにトラス構造(スパン10.15m) を採用。
◎外装には煉瓦調を、内装には木目調を基調とし、温かみのある色調を選択。全体的には英国風で統一している。
◎外周に設けた遊歩道は、直線をさけ、曲線にし、四季の変化を感じる樹木を植栽し、また途中には休憩ができるあずまやを設け、利用者が単調にならずに散歩を楽しめるようにしている。
◇厚生労働省の推進するユニットケアの導入(5ページを参照)

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