特別養護老人ホーム「かざみ鳥」 ~誰もが訪れたくなる地域に根さした明るい南欧風の福祉施設~ 概要 建設地香川県仲多度郡多度津町 敷地面積3,597㎡ 延床面積3,591㎡(バルコニーを含む) 建築面積1,593㎡ 構造枠組壁工法(2X4) 耐火木造 規模地上3階 施工会社三井ホーム株式会社 工期2011年1月7 日~2011年9月30 日 施設構成特養5ユニット(50床)、ショートステイ(10床)、デイサービス(定員30名) 2✕4工法による耐火木造を採用した理由 ◇施主が既存の耐火木造の福祉施設を見学し、2X4 エ法の特性を高く評価したため。 ◇建設コストがRC造より安価におさえられること。 ◇ RC造より工期の短縮化が図れること(パネル化による工期の短縮)。 ◇建設時におけるCO2排出の削減と木材が賓源として再利用可能であること(地球環境への配慮)。 ◇施設開設後のランニングコスト(維持管理費)の削減が見込まれること。 ◇スタッフの施設内歩行時の足への負担軽減と利用者の転倒時の怪我を軽減(RC造に比べて床に衝撃吸収性があるため)。 主な特徴 ◇設計・施工において工夫した点 ◎ユニット内で働く介護スタッフが全体を見渡しやすく、介護作業が効率的にできるよう、シンプルかつコンパクトなプランになっている。 ◎涸戸内の明るい陽ざしが南ヨーロッパの雰囲気に似ていることより、全体的に南欧風で統一している。 ◎居室の外側に面する回廊式のバルコニーと内側に面するサービスバルコニーを設け、利用者へ心地よい住環境を提供するとともに、介設スタッフが作業しやすいスペースの確保に努めている。 ◎廊下の幅を広くし、絵画などの展示ギャラリーとして地域の人々も利用できるサロン空間を設けている。 ◎中庭スペースを設け、冬場の陽ざしを計鉢し、建物内にいても自然光を感じられるように設計している。 ◇犀生労働省の推進するユニットケアの禅入(5ページを参照) ◇国土交通省の補助金「木のまち整備促進事業」の採択を受けた物件。耐火木造建築としては初めて。 特別養護老人ホーム「大野の郷」 サービス付高齢者向け住宅「ケアコートはるかぜ」 関連記事一覧 特別養護老人ホーム「雲居都荘新館」 特別養護老人ホーム「みやぎ台南生苑」 地域密着型特別養護老人ホーム「悠久の里」 特別養護老人ホーム「グランツァ」 グループホーム「砧愛の園」 特別養護老人ホーム「さくら苑」 地域密着型特別養護老人ホーム「風の杜」 サービス付高齢者向け住宅「ケアコートはるかぜ」 特別養護老人ホーム「ナーシングホームはるかぜ」